• ホーム
  • 水虫と間違えやすい病気について

水虫と間違えやすい病気について

足が痒くなったり皮が剥けたりすると、たいていの人はまず水虫を疑うかもしれませんが、水虫に類似した症状を持つ病気はいろいろあります。
間違った対策を講じると、治るどころか症状が悪化する恐れもあるため、それぞれの特徴を良く把握しておくことが大切です。

水虫に類似した病気のひとつに汗疱性湿疹があります。
足の裏や手のひらにポツポツと湿疹のようなものができ、皮が剥けてくる症状です。
できはじめの時期には特に痒みがあるため、水虫と間違えやすいのが特徴で、掻いてしまうと悪化して痒みがひどくなります。
放置しておくと大きな湿疹になったり、乾燥して肌が荒れたりします。

汗疱性湿疹は夏場に多く見られ、秋になると自然に治ることがあります。
汗かきの人に多い症状ですが、あせもとは違って汗腺に細菌が感染しているわけではありません。
汗が皮膚の内部にとどまって炎症を起こす原因になっていると考えられます。
金属アレルギーや喫煙がきっかけになることが多く、ストレスは症状を悪化さる要因になります。

魚の目は足の裏の皮膚が角質化して、芯のある突起のようになる病気で、歩くと痛いのが特徴です。
原因はサイズの合わないハイヒールを履いたり、歩き方に癖があったりして、特定の部分に圧迫を加え続けたことです。
圧迫された皮膚は体内を守るために分厚く硬くなり、中に芯ができます。
この芯が神経を刺激して痛みを感じるわけです。

接触性皮膚炎は皮膚がただれたり水膨れができたりする症状で、赤くなったり痒みを伴ったりすることもあります。
衣類にアレルギーを起こす物質が含まれていたり、ペンキや接着剤を触ったりすることが主な原因です。
水虫は白癬菌と呼ばれるカビの仲間が感染して起こりますが、同じカビの仲間のカンジダや、別の細菌に感染しても類似した状態になることがあります。
これらの多くは常在菌の一種で、普段は病気の原因にはなりませんが、免疫力が弱ったときに症状を引き起こします。

水虫化どうか判断するには医療機関で検査をする

汗疱性湿疹を根治させるのは難しく、とりあえず汗の対策をするのが大切です。
初期の汗疱性湿疹であれば、肌を清潔にして汗が溜まらないようにし、角質ケアをすることで治すことができます。
重症になってしまった場合は、ステロイド剤で炎症を静めながら、尿素クリームで保湿を心がけたり、塩化アルミニウム水で汗を抑えたりします。

ステロイド剤は1日1回、就寝前に使用するのが基本です。
ステロイドで炎症を抑えても、アレルギーがあると新しい湿疹ができるため、場合によっては抗アレルギー薬の投与やアレルゲンの除去を行います。
また外用薬は皮膚の表面にしか届かないので、紫外線を照射して皮膚深部の免疫異常を抑え、炎症を静める治療法もあります。

魚の目は無理に削ると細菌に感染する恐れがあるため、カミソリなどを使うのはお勧めできません。
軽度の魚の目であれば、サリチル酸の含まれた市販薬を塗ったり、パッドを貼ったりして症状を軽快させることが可能です。
サリチル酸には角質化した皮膚を柔らかくする作用があり、柔らかくなってから少しずつ剥がしていきます。
重症の場合は、病院でメスを使って切除したり、レーザーで焼き切ったりすることもあります。

水虫を治療するには皮膚の清潔や乾燥を心がけることが大切です。
ただし根本的には原因となる白癬菌を退治する必要があります。
そのため抗真菌薬を塗り薬や飲み薬として使用しますが、水虫でなければ効果がありません。
特に飲み薬は副作用の心配があり、体調を崩してしまう恐れもあります。
水虫かどうか分からないときや、しばらく軟膏などを使っても改善しないときは、素人判断で決めつけずに医療機関で検査を受けるようにしましょう。

関連記事